Orange Pi 5 Plusを快適に使うためのハードウェアセットアップをします。
具体的には
- SSD
- ファン
- ヒートシンク
を取り付けます。
ファンとヒートシンクは、専用ケースに付属されているものが販売されているので、それを購入して取り付けるのが一番お手軽だと思います。
と、探すといろいろあります。用途に合ったものがあればこういうものを買ってしまうと楽ですね。
今回は、適当なヒートシンクとファンが手元にあったので、これらを使うことにしました。SSDはなかったので別途購入します。
SSDの取り付け
今回使用したSSD
Crucial(クルーシャル) P3 1TB 3D NAND NVMe PCIe3.0 M.2 SSD
選択した理由は、購入時にAmazonで一番安かったからです。ネジは同梱されていますが、SSD用のヒートシンクは付属していません。気になる方はご注意ください。
(届いたときの状態)
(中はこんな感じ。ネジ付きでした。)
(OrangePi5PlusのSSDスロットに差し込んでねじで固定します。)
SSDへOSインストールする手順は過去のエントリー(OrangePi 5 PlusのSSDからUbuntuを起動する)をご覧ください。
ファンの取り付け
専用のコネクタが付いたファンも販売していますが、今回は手元にあったファンをOrangePi 5 Plusで使えるようにしていきます。今回使うファンのコネクタはOrangePi 5 Plusボード上のファンコネクタと形状やサイズが異なるので、この部分を変えます。
専用のファンでボードのファンコネクタに取り付けられるタイプの場合は、本体 表側左側にある2つのコネクタのうち右側に挿します。詳しくは「Orange Pi 5 Plusの解説」ページもご覧ください。
今回ファンを動かすのに使用するピンは右上の2つです。(5VとGND)
ファンのコネクタを交換します。使う道具はこんな感じです。
コネクタから線を取り外します。先端のとがった棒をコネクタの穴に押し込んで、線を引っ張ると抜けます。めんどくさい場合は、ここで線をニッパーで切っても良いです。
抜けました。
先端のコンタクトは使わないので切ってしまいます。
新しいコネクタにつなげるため線を少し剥きます。サイズは適切なところを選んでください。
剥けました。今回使用したファンには線が赤、黒、黄の3本ありましたが、使用するのは赤と黒のみです。
熱収縮チューブを切断します。どれくらいのサイズにするか、検討をつけます。
コネクタのはんだ付けする部分+αぐらいで切りました。
熱収縮チューブを線に通しておきます。熱で縮むのではんだ付けするときに熱の影響が受けないぐらいファン側に押し込んでおきます。
ということで、はんだ付けです。
器用な人はそのままでも付けられるのかもしれないですが、コネクタはそのまま机などに置いただけでは作業しづらいので簡単に固定ます。線とコネクタ両方にはんだを付けました。
それぞれ温めて近づけると良い感じにくっつきます。
ファン側に押しやった熱収縮チューブを引き寄せます。
熱収縮チューブにはんだごてが当たらないように、はんだごての熱を使って、チューブを縮めます。
これでファンのコネクタの交換は終わりです。
ヒートシンク
シリコン接着剤でヒートシンクを固定します。ついでに、コネクタを交換したファンも取り付けます。向きと挿すピンの位置に注意してください。
完成
あとはケースに収めて、より安全に使えるようにすれば良いですね。