WioTerminalを使ってみました。
無線LAN、blutooth搭載で、ArudinoやmicroPython、ArduPy等で開発ができます。
光センサやマイク、加速度センサを内蔵し、Groveのモジュールのインタフェース、Raspberry pi互換のGPIOがついていてIoTに向いてそうな端末です。
詳しくは以下をご参照ください。
Wio Terminalをはじめよう - Seeedウィキ(日本語版)
個人的には手のひらサイズで薄いところが気に入っています。
裏に磁石が搭載されていて、場所は選びますが遊びで作ったものを設置するのに考えることが少なくて良いです。
ディスプレイの端にくっつきました。
ただ、バッテリーは搭載されていないため電源ケーブルが必要で、磁石でかっこよく設置できてもケーブルが少し邪魔に感じます。
専用のバッテリーも販売されているようですが、専用バッテリーはバッテリーとしての機能に加え、Groveモジュールのインタフェースがついています。そのせいかはわかりませんが、厚さがWio Terminalと同じくらいあります。
これをつけてしまうと、WioTerminal2台分の厚さになってしまい、WioTerminalの薄くて良いところが台無しになってしまうのが残念です。
どうしてもバッテリーを使いたくなったら、別の方法を考えたいと思います。
つくるもの
開発はArudino、microPython、ArduPy、CircuitPython等いろいろ選べますが、サンプルの多いArudinoで遊んでみます。
何をしようかいろいろ悩んだ結果、とりあえずその辺にあってちょっと便利そうな天気予報付き時計を作ってみることにしました。
時計
時計はひとまず、Arduinoのサンプルを流用し、背景画像をつけてみました。
天気予報
天気予報は気象庁のAPI(正式な公開APIではないらしいが政府標準利用規約に準拠していれば使用しても良い)を使わせていただきました。
参考:
気象庁公式の天気予報API(?)が発見~Twitterの開発者界隈に喜びの声が満ちる
気象庁の天気予報JSONファイルをWebAPI的に利用したサンプルアプリ
WioTerminalの上部のボタンを押すと気象庁のAPIを使って天気予報のメッセージを表示します。
出典:
https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/#area_type=offices&area_code=130000(東京都の天気概況)
https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/data/overview_forecast/130000.json
取得結果例)
{"publishingOffice":"気象庁","reportDatetime":"2022-06-07T16:35:00+09:00","targetArea":"東京都","headlineText":"","text":" 日本の東に前線を伴った低気圧があって、東北東へ進んでいます。また、佐渡沖には別の低気圧があって、ほとんど停滞しています。\n\n 東京地方は、雨や曇りとなっています。\n\n 7日は、低気圧や湿った空気の影響で、雨時々曇りとなるでしょう。\n\n 8日は、気圧の谷や湿った空気の影響で、曇り時々雨となる見込みです。\n\n【関東甲信地方】\n 関東甲信地方は、曇りや雨となっています。\n\n 7日は、低気圧や湿った空気の影響で、曇りや雨となり、雷を伴う所もあるでしょう。\n\n 8日は、気圧の谷や湿った空気の影響で、曇りや雨となり、雷を伴って激しく降る所がある見込みです。\n\n 関東地方と伊豆諸島の海上では、7日から8日にかけて、うねりを伴いしけるでしょう。船舶は高波に注意してください。"}
取得したJSONのtextを画面に収まるように改行(\n)や句点を単位に区切って表示しました。各文の頭にある全角空白文字は表示上不要なため削除しています。
次にやりたいこと
- 天気、気温、降水確率の表示
- 現在の気温、湿度の表示
- 定期的に表示が自動で切り替わるように
- 時計を正確に
あたり実装したいなと思います。